葬儀を終えた喪主様へ
このページをご覧になられている方は、大切な方が、お亡くなりになり、
慌ただしい間に、お葬式と初七日の手配に追われ、
まだ、お亡くなりになった事を、実感出来ないで、おられるのではないでしょうか
そして、これから、七七日(四十九日)の準備を気にされている頃ではないでしょうか
また、お葬式の費用も、かなり掛かってしまった。
葬儀の費用以外にも、お布施や戒名代も掛かりました。
これから、香典返しは、どうしたら良いのか?
借りていた住宅の返却作業は?
電気ガス水道の契約も解除。
相続財産と形見分けも確認していきたい。
両親の住民票を初めて見て驚いた。
出生届を見て更に驚いた。
と言う方も多いのではないでしょうか?
「突然のことで、何から手をつけていいか分からない」と言った状態ではないでしょうか?
悩む事も多く、考えられなくなっているのではと、お察しいたします。
お葬式の後、実施する項目をチェックリストにしてみました。
法的作業はお済でしょうか?
役所への死亡届
役所への死亡届
逝去による戸籍の変更、故人の逝去を知った時点から7日以内
医師発行の診断書または検案書が必要になります。
不動産遺産分割や生命保険の手続きにも死亡届と診断書は必要になりますのでコピーを取っておきます。
死亡届を提出すると、火葬許可書と埋葬許可書が発行されます。火葬後、火葬場より埋葬許可書に捺印され、遺骨と共に返却されます。
金融口座の凍結
故人様の金融口座は、故人の逝去が確認された時点で口座凍結されます。
口座凍結されても、葬儀経費として約150万円までは、法定相続人全員の承諾証明ができる書類を添付して引き出すことが出来ます。
故人様が使っていた、電気、ガス、水道、電話など、支払口座が凍結されると、支払が出来なくなる為、契約の変更が必要になります。
金融口座の凍結解除
故人の口座凍結を解除するために必要なものは、
・「通帳・キャッシュカード」
・「金融機関への届出印と故人の印鑑」
・「故人の戸籍謄本または除籍謄本」
・遺産の法定相続人全員分の
「印鑑証明と戸籍謄本・遺産分割協議書」
生命保険の支払請求
保険会社へ連絡して、支払請求の書類を送ってもらいます。
受取人が請求しなければ支払われません。
保険支払請求に必要な物
保険証書・死亡診断書
死亡届を出した後の戸籍謄本
契約者の印鑑証明と受取人の印鑑証明、戸籍謄本
生命保険の時効期限
命日から3年以内に請求しないと時効になってしまいます。
葬祭費・埋葬料の給付金
健康保険では、葬祭費もしくは埋葬料として5万円程度の給付金があります。社会保険事務所にて、「葬祭費支給申請書」を書いて、死亡診断書のコピー、印鑑と口座振替依頼書を提出します。
遺族年金の手続き
社会保険事務所にて、遺族年金給付裁定請求書を記入、
・年金手帳
・死亡診断書
・故人の戸籍謄本
・遺族全員の住民票・印鑑・所得証明書・振込先の口座番号
を添付します。
確定申告
1月1日から命日までの所得税を納税します。
確定申告の申告期間は、命日より4か月以内です。
遺産相続
故人様の名義の資産は法律で定められた分配割り当て、または遺言状で記したとおりに分割・相続されます。
相続の金額が多い場合は、弁護士等に依頼します。
相続税は、相続人1人に対して5000万円の基礎控除がある為、
5000万円以上の相続には、相続税が課税されます。